大阪産業大学(経営学部) 教授 浜崎 章洋
第18回優良ロジスティクス企業・業界研究会が開催されることで、学生諸君が業界のことを知る絶好の機会になると嬉しく思います。
学生時代に百貨店の物流センターで歳暮のアルバイトをしたのをきっかけに、シドニーの免税店で梱包・配達のアルバイト、サラリーマン時代は貿易実務、コンサルタントなどを経験し、かれこれ二十五年以上ロジスティクスに関っています。飽き性の私が続けていられるのは面白いからです。
また、ドラえもんの「どこでもドア」が発明されない限り、この仕事がなくなることはないので就職先としても魅力があると言えるでしょう。 研究会に参加すると「こんな仕事、企業があるんだ」と、目からウコロが落ちると思いますよ!
九州大学 名誉教授 博士(経済学) 関 源太郎
最近私たちは、スーパーマーケットで食品を手に取るとその表示を見てそれが国産かどうか確かめる一方で、高級食材についてはフランスやイタリアなどから空輸されたものを珍重する傾向がある。
いずれの場合も、私たちの生活が世界の国々から輸入された商品に支えられていることの表れである。これが可能になったのは、輸送や保存の技術、ITの発展である。さらに商品在庫の調整、販路の把握などに負うところも大きい。
ロジスティクスはこうしたことを総合化したものであり、今や私たちの生活、経済活動の質の維持と向上、効率化に欠くことができない。この意味でロジスティクスは業種・職種としても有望です。
さあ、本「業界研究会」に参加してみましょう。
東京大学 大学院工学系研究科 教授 西成 活裕
皆さんはコロナ禍をどのように過ごしていたでしょうか。外に出られない状況で、とても頼りになったのが宅配便だったと思います。食料などを届けてもらった時、改めて物流のありがたさを感じたはずです。
そのインフラともいえる物流が、いまとても困った状態にあります。トラックドライバーが不足しているのです。なかなか増えない現状では、少ないトラックドライバーでもうまく回るしくみも考えなくてはなりません。
そこで皆さんの出番です。ロボットやAIなども活用して、この大きな社会課題の解決に一緒に挑んでみませんか。こんなにもやりがいのある仕事はなかなかないと思いますし、私がいま学生だったら、絶対に物流業界に入るでしょう。ぜひこの研究会に参加して、物流業界の「熱い」雰囲気を体験してください。
流通科学大学 名誉教授
一般社団法人フィジカルインターネットセンター(JPIC)理事長 森 隆行
“物流って地味”、“縁の下の力持ち”といったイメージを持つ人が多いかもしれません。ですが、物流に対する認識が大きく変わっています。今、“2024年問題”として連日ニュースで取り上げられるように社会問題であり、企業にとっては全社的な経営課題となっています。災害時の物流の活躍だけでなく日常のインフラとしても物流がなくては私たちの生活は成り立ちません。これからますます物流が重要になってきます。
欧米では、Chief Logistics Officer(CLO)という役職を置いている企業が多くあります。アップルのティム・クック、ターゲットのブライアン・コーネル、ウォールマートのダグ・マクミロン、ゼロックスのウルスラ・バーンズなどCLOから経営最高責任者(CEO)になった人が多くいます。日本でも法律で一定規模以上の荷主企業は物流統括責任者(CLO)を置くことが義務付けられようとしています。物流はますますその重要性を増しています。
物流は“縁の下の力持ち”から“〈舞台〉の主役”へと変わっています。“21世紀は物流の時代”です。“物流を制する者が市場を制する”といっても過言ではありません。世界はますます多様化・複雑化しています。物流業界も例外ではなく、IT技術者を含む多様な人材を求めています。誰もが物流を武器に舞台で輝く可能性があるのです。
まずは、ちょっと物流という世界を覗いてみませんか。
専修大学(商学部) 教授 岩尾 詠一郎
ロジスティクスとは、調達・生産・販売・消費を考えながら顧客のニーズに適合させ、原材料の仕入れから半製品や完成品の効率的な流れを計画、実施および管理することです。
具体的には、必要な商品や物資を、適切な時間に、適切な場所に、適切な品質と量を、できるだけ少ない費用で供給しようと考えることです。
このロジスティクスの考え方は、現在の社会において必要不可欠であり、ロジスティクスを実現するためには、ロジスティクス活動を支えている物流業界が必要不可欠となっています。
このロジスティクスを支える役割を果たしている企業が多くする参加する研究会において、社会を支えている物流業界の実態をご自身の目で確認してみて下さい。
日本大学(理工学部 交通システム工学科) 准教授 安井 一彦
ロジスティクスの考え方は、皆さんが学んでいる多くの理工系の技術から成り立っている分野であることを知っていますか?
道路がなければ物を輸送するにはできません。スムーズに運ぶための交通量や渋滞の予測、重量物を運ぶ時に必要な力学の知識や危険物を運ぶための科学的な知識、更に災害や事故などの不測の事態を想定したBCP対策など様々です。
また、商品を保管配送する物流センターにはITを駆使したトータル的な物流管理が必要です。 便利な世の中になっている現在、益々ロジスティクスの重要性が求められています。
この機会を最大限に活用しロジスティクス業界を研究してみてください。
明治大学(商学部) 教授 町田 一兵
物流業界は優良企業が数多く存在するにもかかわらず、長期的視点で業界の発展に支障をきたすような慢性的な人材不足が続いております。
他方、大学生もこの業界を知る機会が少ない。研究会を通じて、より企業及び学生が物流業界のことを理解していただくことは大変重要と認識しております。
流通経済大学(流通情報学部) 教授 矢野 裕児
最近の就職活動はインターネットで登録することが多くなっていますが、企業側からみると、人数は多く集まるものの、ロジスティクスに全く興味がない学生が多く登録し、本当に必要な人材が集まらないという問題が起きています。
本研究会の特徴は、ロジスティクス関係の会社のみの説明会であり、ロジスティクスに本当に興味がある学生が集まるということです。学生も就職に関する本当に重要な情報を聞くことができ、さらに各企業の特徴を知り、比較することもできます。
昨年度の研究会も、ロジスティクスに対する学生と企業の熱い思いで、とても活気があるものでした。研究会での学生と企業の出会いが、今後のロジスティクス業界の発展につながることを期待しています。
神奈川大学 横浜キャンパス就職課
学生のみなさん、神奈川大学横浜キャンパス就職課です。
昭和3年、横浜市桜木町に横浜学院を開設したところから「神奈川大学」 の歴史が始まります。横浜といえば港街、実は本学卒業の多くの先輩方 が「ロジスティクス業界」で活躍しています。
この業界は、日本はもちろん、世界中を結び、原材料の調達から顧客一人ひとり のニーズに沿った品物を、決められた日時に届けるサービスを展開しており、
私たちの生活の上でなくてはならない業界です。 視野を広げて活動することが就職活動の鍵とも考えられます。
ぜひ、 この「ロジスティクス業界」の優良企業との出会いを有効に活用し、 「ロジスティクス業界」の魅力を正しく理解し、志望度を高めて欲しい と思います。
工学院大学 就職支援部 就職支援課
工科系大学である本学は主に技術者の育成を行っておりますが、生産者である技術者と一般消費者とを結びつける要となる業界がまさにこのロジスティクス業界で、我々が安心で豊かな暮らしを営むための必要不可欠な業界です。
現在のグローバル社会の中においては、ロジスティクスの守備範囲は無限大に広がる一方、その付加価値として正確性とスピード化が求められています。この「いかに安全に素早くモノを届けるか」の追求の根幹には技術力の挑戦とその発展が大いに関わっており、
学生にはその価値を知り、将来の選択肢の一つとして考えて欲しいと願っています。
「優良ロジスティクス企業 業界研究会2026」では、その社会的意義と仕事の醍醐味を存分に感じてください。
東洋大学 就職・キャリア支援部
皆さん、こんにちは。東洋大学 就職・キャリア支援部の野口正生と申します。
学生の皆さんは、真剣に進路を考え準備を進めていることと思います。私も、前回の「優良ロジスティクス企業・業界研究会」の様子を拝見しましたが、参加者は皆真剣であり、ブースでの説明に耳を傾けていた姿が印象に残っています。
日常生活において、お世話になっている「物流業界」ですが、この業界に対する印象は、様々かと思います。既に、この業界に興味がある学生のみならず、これから研究してみようと思っている方には、この研究会は絶好のチャンスであると思います。何よりも、参加企業の最新情報、それぞれの特色ある取り組みを知ることができるでしょう。
Web情報だけではなく、まずは、積極的に動き、生の情報を得て、これからの就職活動へとつなげていかれますことを期待しています。
獨協大学 キャリアセンター
人々の生活で不可欠な「衣・食・住」の三大要素。その生活基盤となる“物の流れ”を担い、日常生活を支えている物流業界はまさに“縁の下の力持ち”だ。
原料・素材を加工し、製品化し、卸・小売を経て消費者の手元に届く。 それは一滴の水が流れとなり、川となって大河をなし、海に注ぐ。その流れの中で“運搬・
堆積・侵食“作用の有機的な働きが新たな流れを創り出す。 ロジスティクス・物流業界は、そんな大自然の力強い流れを彷彿とさせる。
我が国の立地は海外との共存が不可欠。“陸・海・空”の物流業界やそれぞれの企業の役割と関わりを理解し、その圧倒的な魅力を肌で感じてほしい。
日本大学理工学部 就職指導課
理工系の専門性を生かし,活躍できる場,それが物流・ロジスティック業界です。
学生の皆さんの多くは,物流=宅配便というイメージが強いのではないでしょうか。 物流の仕事には,輸送活動を中心として,倉庫での保管,輸送機関からの積み降ろしや倉庫への出し入れを行う荷役,輸送や保管の際の包装,流通加工,情報管理といった活動が付随しています。
コンピュータにより機械的に集荷・仕分けが行われる自動倉庫,配送ラインの設計・施工・管理など,機電系,建築系,情報系をはじめとする理工系の力をこの業界が求めています。
本研究会は,私たちの生活はもとより,あらゆる業界の企業活動を支えるリーディングカンパニーと出会う絶好の機会となるでしょう。
法政大学 キャリアセンター
学生のみなさん、はじめまして。法政大学キャリアセンター市ヶ谷事務課の大山です。
わたしは、就職活動の初期段階から視野を広げ、いろんな業界に関心を広げてもらいたいと思います。それが成功する就職活動の秘訣だと考えます。
そこで、ぜひ注目してほしいのは「ロジスティクス業界」であります。この業界は、わたしたちが生活していくうえで、なくてはならない業界であり、日本はもちろんのこと、世界中の物流拠点とのネットワークを駆使しながら、顧客一人ひとりのニーズに合ったサービスを展開しています。
この研究会に出展する企業はすべて優良企業です。積極的にご参加いただき、ロジスティクス企業の良さを体感してほしいと思います。
立教大学 キャリアセンター 就職支援課
『戦略的であれ』
“昨今の就活生は業界や企業の研究が深まらず志望動機が浅い”との指摘があることをご存じかと思います。
「ロジスティクス企業・業界研究会」に参加される企業の採用担当者の方々は皆様に早い段階でロジスティクス業界を正しく理解してもらい志望度を高めてほしいと考えています。優良企業が一堂に会するこのチャンスを活かさない手はありません。
ロジスティクスとは、原材料の調達から、製品が顧客の手に渡るまで、さまざまな物の流れを総合的にマネジメントして「全体最適」を目指すための考え方であり、私たちの生活に欠かすことのできないインフラでもあります。
戦力的に就活を進めることのできる皆様にとって、戦略的な物流の世界はきっと魅力ある場であると確信しています。
DHLサプライチェーン株式会社 江口 公望
以下の4つの疑問を持たれた方、『優良ロジスティクス企業・業界研究会』に来られたし!!
①「ロジスティクス業界の現状と将来の展望」
②「個別企業の動向」
③「ロジスティクス業界で仕事をすることの意味」
④「ロジスティクス業界でのキャリアプランをどのように立てることができるのか?」
このような情報を収集するには、『優良ロジスティクス企業・業界研究会』に参加することが大変有効です。この『研究会』にはロジスティクス業界の主要企業が参加しています。就職活動を効率的かつ有意義なものとするためには、まずこの『研究会』にご参加下さい。
あなたの疑問に明確にお答えいたします!!!
将来のキャリアプランの1つに、海外があります。「世界的に通用するロジスティシャンになりたい!!」という志のある方は、当日会場で私に気軽に声をかけてください。海外のロジスティクス大学院に関して情報提供いたします。(英国クランフィールド大学院 ロジスティクス・サプライチェーンマネジメント学科2008年卒―日本人4人目)
先端ロジスティクス研究所 代表
元 NECロジスティクス 執行役員 原田 啓二
就職活動で期待と不安な気持ちに、心が揺れ動いている時期だと思います。
不安な気持ちを払拭するには、就職したい企業の将来展望や仕事の内容を直接教えてもらうことが必要であり、この「優良ロジスティクス企業・業界研究会」を利用するのは有効な選択肢のひとつです。
物流の重要性は、多くの関係者の語る所でありますが、物流の仕事は幅広く、主体性を発揮しやすいという特徴を持っています。輸送・保管・荷役・包装・流通加工・情報システムなどの多岐に渡る業務範囲があり、その中から自分に適した仕事を見つけることが可能です。
製造企業で28年、物流企業で10年働いた私の経験では、物流が最も充実している面白い仕事でした。学生の皆様も、この仕事を選択されてはいかがでしょうか。
海洋&海事ライター
環境活動支援ネットワーク「アルバトロス・クラブ」代表 拓海広志
仕事における人財の定義とは、「仕事を通して顧客、仲間、社会に価値を提供し、そのことを通して自分自身の人生を価値あるものにする人」だと、私は考えています。
では、ロジスティクスが提供する価値とは具体的にどのようなものでしょうか? また、そうした価値を創出できる人財とはどんな人であり、人財に求められるマインド、ナレッジ、スキル、日々のアクションとは何でしょうか?
そうしたことを脳みそから汗をかくくらい真剣に考えながら、ロジスティクスの仕事に打ち込んでいるプロフェッショナルが集う場。それがロジスティクス人財フォーラムです。
ロジスティクス人財フォーラムが主催する「優良ロジスティクス企業・業界研究会」で、学生の皆さんがそんな熱い先輩たちと出会えることを願っています。そして、ロジスティクスの仕事について大いに語り合ってみてください!。